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過去に住んでた事故物件⑩

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過去に住んでた事故物件⑩

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警察官が団地に到着するまで、かなりの時間が経っていたように思います。
母も電話口でずっと説明していたのを覚えいます。
時には声を荒らげながら。
夫婦ゲンカに警察は介入しないという考えがあったからなのでしょうか?
でも、夫の方は刃物を持って関係のない私たちの家の扉を叩いているわけですから、もっと早く動いてくれても良かったのではないかなと思います。
とにかく、警察が到着後は高木さんの旦那さんはおとなしくなりましたが、これまた長い間家の前で警察が説得をしていたようでした。
その後、奥さんと子どもも警察官に連れられていきました。
実家に帰るというようなことを話していたそうです。
裸足だった高木さんに私の母が草履を貸してあげたそうですが、草履は返してもらってないと言ってましたから夜逃げ同然で実家へ行ってしまったのかもしれません。
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玄関のチャイムが夕方~夜にかけて鳴らされると、ドキッとするんですよ。
覗き穴から母が確認すると、高木さんの旦那さんが立っていて…。
何日間もウチで高木さん親子をかくまっているはずないのに、旦那さんは「渡辺家にいるに違いない」と思いこんでいたんでしょうね。
何度かうちに来ました。
母は、高木さんの旦那さんが来るたびに私と弟に
「隣に逃げなさい」と促しました。
こんなこともあろうかと、隣家との仕切り板は破いたままにしてあったのです。
本当に数か月は破いたままになっていました。
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おじさんも承知していて、私がドンドンと窓を叩くと、すぐにカギを開けて家にいれてくれました。
良い人で本当に良かったです。
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あとがき

我が家の扉は明らかにおかしくへこんでいました。
すごい力で何度も殴ったり蹴ったりしたんでしょうね。
扉、新しく付け替えてもらったかな~?
ちょっと記憶にないのですが、もしかしたら我が家が引っ越すまでそのままだったかも?
事情を知らない人が見たら
「この家の扉、なんでこんなボコボコなの?なにがあったの?」
と訝しんだでしょうね。
まさに、ウチが事故物件のようなものです。
あ。でも大島てるさんのサイトに載っていた事故物件は我が家の部屋番号ではありませんでした。

そのうち、高木さんの旦那さんがウチを訪ねてくることはなくなっていったのですが一体、高木家はどうなったんでしょう…。

次はラストです

 

過去に住んでた事故物件
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